野津田山頂観測所

サッカーが好きです。

ドイツ遠征・4日目&5日目

ここまでサッカーの話ばかりだったので、もう少し旅っぽいことを…と思ったのですが無理そうです。
月曜から水曜までは毎朝7時開店のスーパーに行って、朝と昼のパン、あと夜に飲むビールを買って、後はひたすらホテルにこもって勉強。
夜は少し外に出て用事を済ませたり、お土産買ったりする程度。夕飯に至っては食べたり食べなかったり…
普通のブログならば「旅!観光!グルメ!」みたいな展開と行きたいところですが、いろんな事情がそうさせないのと、すでにミュンヘンは4回目ということもあって、ブログ的には一切おいしくない展開となったことをご理解ください。

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申し訳程度にミュンヘン中央駅。浮ついております。

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唯一ブログに書けそうなのは、火曜に行った1860ミュンヘンの練習場。もっともバイロイト戦が中止になった今、選手たちは喜び勇んでドバイでキャンプ(自主トレ?)中。どこからそんな金出てきたんだ。

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というわけで誰もいないグラウンドをパチリ。ジュニアユースとも呼べなさそうなちびっこたちだけ、元気に練習中。
ここに来た目的は新しいユニフォームの調達。というのも2年前に買ったアウェイユニといい、去年買ったプラシャツといい、マーキングが取れる取れる。もうボロボロです。どんな吸着の仕方してるんだってくらい。

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サクッと購入。CFS(慢性疲労症候群)で闘病中のクラブレジェンド、オラフ・ボッデンの9番にしようか迷いましたが…
帰宅して、ちょこっと夕食がわりにパン食べて、ビール飲んで就寝。まだドイツの若者みたく机の角ではフタを開けられませんが、鍵とかスプーンとかで開けられるようになりました。

あしたは赤い方のミュンヘンの試合です。

ドイツ遠征・3日目

さて3日目。きょうはアウクスブルクvsヘルタです。
13時キックオフだと思っていた私は、いち早く準備して8時過ぎにはホテルを出発。しかし中央駅の掲示板にて見事に18時半キックオフであることを知る。いや、死人出るだろ。キックオフまで何しよう。
このへんから雲行きが怪しかったのですが、RBにてアウクスブルクに着く頃には外が見えないレベルの豪雪。アウクスブルク中央駅で、ケルンvsフライブルクのキックオフが遅れていることを知りました。でもまあ、やるにはやるんですね…?

せっかくなので、雪が少し弱くなった頃を見計らって駅前をしばらく散策。なおwi-fiを使い切ってしまい(DBの大きな駅にはT-mobilewi-fiはありますが30分限定です)、頼れるものは己の意地と勘のみ。

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すると見事、素敵なクリスマスマーケットに遭遇。フットボールジャーニーで磨いた旅の勘は伊達ではありません。まあこの時期はどこでもやってるのですが…
吹雪の中、しばしグリューヴァインを嗜みます。美味。カップはお土産によさそうだったのですが、試合のことを考えて返却。

駅前に戻るとヘルタのサポーターがタクシーロータリーで雪合戦の最中でした。死ぬぞ?
ちなみにレーゲンスブルクでもウルトラスの子たちが雪合戦に夢中だったのですが、流行ってるんですかね。

暇を持て余し、駅前の書店にて某氏と約束していたBlickfang Ultraを購入。なんか薄くなってません?

お酒も入ったところで、早いですがWWKアレーナへ。富士通の支社の前で降りて徒歩。
ドイツ人に「こっちであってるよね?」って訊かれました。私に訊きます?
ちなみに歩いていく途中、車から降りてきた警察の若い衆が雪のつぶてを投げつけあって上司に怒られてました。別にサポーターの間だけで流行っているわけではなさそう。

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この日私はチケットこそ買っていたのですが、せっかく海外発送にしたのに結局出発に間に合わずじまいでした。orz
なので領収書とメールの文面を持ってチケットビューローへ。一応メールはしていたので、パスポートを見せたら「ああ、トーキョーマンね」とのこと。トーキョーマンとは一体。ともかくチケットは無事確保。
WWKアレーナは飲食だけアレーナカード必須で、それ以外は現金でもOKとのこと。それでも高額紙幣は断られることが多いのですが、人が少なかったせいか小銭をもらいに別の店舗へ行ってくれました。お姉さんありがとう。チケットといい、こういうちっこい親切が海外では嬉しい。

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無事に雪はあがり、雪かきも終わって、こちらは時間通りにキックオフでした。雪かきはかなりの人数をかけてすぐに終わっていましたが、ひとりマヌケな奴が雪をVARモニターすれすれのところにぶん投げて怒られていました。いいぞもっとやれ。
原口は今日もベンチ外。試合はアウクスブルクが好調の勢いそのままにペースを握る展開でした。あわやというチャンスも2度3度、しかし点が取れないまま後半へ。
後半にCKのこぼれを押し込んでようやくアウクスブルクが先制。その直後には右からのクロスが抜けてファーでグレゴリッチュがどフリーになるも、シュートはサイドネット。結果的にはこれが痛かった…

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終了間際にはサポーターの「Europapapapa…」の大合唱。チームもイケイケ、このまま勝てばELどころかCL圏内浮上…だったものの、ラストプレーのCKをプラッテンハルトがブーイングを物ともせずに蹴り、こぼれたところをカルーがダイレクトボレー。ブチ切れて帰る後方のおっさんども。土壇場で追いつかれ、勝利を逃してしまいました。
それでもうまく行っていないという感じではなかったからか、拍手で選手を送り出すサポーター。このまま続けろってところなのでしょう。全体的に見れば望外のシーズンを送っていることは確かです。

帰りはまた少し雪がちらついていましたが、電車がそれほど遅れることもなくミュンヘンへ。

明日あさっては適当にサッカー以外の用事を済ませて、時間があれば1860ミュンヘンの練習場に行ってきます。オフだけど。

ドイツ遠征・2日目

さあ今日から本格始動。7時ミュンヘンZOB発のFlixbusに乗ってレーゲンスブルクへ…の予定だったのですが、前日の疲れが祟ったのか、盛大に寝坊。

しかし寝坊には慣れている私、慌てず騒がずバスをキャンセル。ちなみにFlixbusはキャンセルすると手数料が引かれ、残りは次に使えるクーポンになります。まあいつかまた使うだろう。

たっぷり寝たあと、ゆったりと中央駅へ。REに乗ってレーゲンスブルクへ。片道2時間近く。駅前のネカフェでeチケットを印刷しましたが、ガラガラでした。ミュンヘンとか大きい街でやろうとすると、家族に連絡する出稼ぎ労働者がたくさんいて順番待ちになることが多いのですが。

 

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これから観戦するSSVヤーン・レーゲンスブルクは、今年の入替戦で1860ミュンヘンに勝利して2部に昇格したチームです。基本的に主戦場は3部ですが、今年はスタートダッシュに成功して(中位が団子になっているとはいえ)7位と健闘中。この日の相手は監督を替えたばかりのボーフム
ちなみにSSVは「スポーツ・水泳クラブ」の意味。ヤーンはドイツ体操の父、フリードリヒ・ヤーンに由来するものです(ヤーン自身はヘッセン州出身ですが)。

ホームスタジアムであるコンチネンタル・アレーナは駅からバスで15分ほど。何となく歩いてみましたが、特に面白いこともなく。
スタジアムは非常に立派です。15,000人収容とコンパクトですが、お偉方向けのクラブやラウンジ、ショップ、広大な駐車場も完備。マインツオペル・アレーナをひと回りコンパクトにしたような感じを受けました。ちなみにクラブ持ちではなく、市の所有のようです。

ちなみに小さなショルダーバッグを持っていったんですが、一回止められ、中身を見せろと言われ、ちょっとゴネて渋々通してもらいました。
毎回何とかなるだろと思って持っていくのですが、ゴール裏だったので尚更なのでしょう。やはり荷物はジャケットに入る程度にとどめるのが賢明なようです。分かってはいるんですけどね…

 今回のテーマが、日本とあちらとの応援の違いをいろいろ把握してみたいということだったので、その辺の話を。
レーゲンスブルクはいろいろとゼルビアに似ているところがあって興味深かったです。3部暮らしが長くて観客動員が比較的少ない(それでも8000人いたのですが)ということもあるからなのか。ファンジンを向こうから手渡しされたの初めて。
ドイツのチャントってあまり試合展開に依存していないというか、選手チャントなんて皆無に近いし展開に合わせてチャントを変えることも少ないと思うのですが、それでも応援でうまく波を作れるような工夫はしていました。何とか周りを巻き込もうと一生懸命な感じ。
一方で周りのサポーターはじっくり試合を観ている感じで、あまり応援に積極的ではなかったのですが、それでもプレーへの反応は早かったですね。いざという時はチャントを歌ってサポートする、みたいな判断が上手い印象がありました。

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これはPfand(デポジットで、飲み物の容器を返すといくらか戻ってくる制度)を利用して、飲み終わったビールのカップを集めて、コレオグラフィーにかかった費用を集めるのに協力してね!ってやつ。けっこうみんな入れてました。ファンジンではステッカー買ってね!と宣伝。応援はタダではできませんな。

もちろんカネ集めだけではなくて、クリスマスシーズンということもあり、恵まれない人々への慈善活動もこの時期は一生懸命やっています。発煙筒振り回すだけがウルトラスではないですな。

試合は全体的にヤーンのペースでしたが、前半にボーフムのロビークルーズ(元オーストラリア代表の彼)がカウンターから先制し、0-1で敗戦。後半はロングボール主体で押し込もうとしたものの、正直逆効果の印象。あれ、こんなのしょっちゅう見たような…

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試合中はけっこう辛口のサポーターたちでしたが、試合後は選手たちをゴール裏に呼んで拍手と激励。この辺もゼルビアっぽい。

試合後はさすがにバスに乗りまして、電車が来るまで駅でカリーヴルストを食べました。ドイツ語ができなくて注文すらつらい。。
ちなみに駅前の植え込みに腰掛けて食べてたらボーフムサポの一団に囲まれましたが、僕よりもカリーヴルストの方に興味があったらしく、「それどこで売ってる?美味い?微妙?」と質問攻めにあいました。だからドイツ語しゃべれないんだってば。。

あしたはアウクスブルクです。

ドイツ遠征・1日目

今回は行きがルフトハンザドイツ航空の羽田→ミュンヘン便、帰りはスイスインターナショナル航空(チューリッヒ経由)でした。
ルフトハンザは初めてドイツに行った2年前以来ですが、機体がいつも新しいし食事のクオリティも安定してて、できることなら毎回乗りたい。無理ですが。
映画は2,3本観ましたが、この時期はイマイチでした。藤原竜也ってどうしていつもああなるんだろうか。

今回ミュンヘン空港で楽しみにしていたのが、空港内のビール醸造所兼レストランのAirbräu。激混みだし定員もゆったり注文とっては引っ込んで行くしで時間はかかりましたが、そういうことをチャラにしてもビールが美味いのなんの。

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今回の宿はリームにあるibis Budget München。クリスマスの時期で中心部はすごい値段だったので。近所にスーパーもあるしスペックは十分です。

もともと旧空港があったところに会議場や外資系企業の支社を建てたので、泊まっている人たちは企業の人が中心でした。
ちなみに空港を取り壊してから再利用の使い道が決まるまでユースカルチャーの巣窟になっていたらしく、クラブがあったりニルヴァーナがライブやったりしていたそうです。すげー。

しかしこんなに寒いとは思わなかった。日本も寒いは寒いですが、こちらは身の危険を感じる寒さでした。パスポート事件のおかげでマフラーも手袋も忘れた私、逃げ場なし。

飛行機でもそれなりに寝たのですが、眠気には抗えず。あしたは6時前に出発です。

ドイツ遠征(準備編)

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久しぶりのブログ更新です。ちょっとミュンヘンに行っていたので、その辺の話をば。

 

もともと親戚がいたり、1860ミュンヘンにいたベンジャミン・ラウトが好きだったりして、ミュンヘンには親近感を持っていたのですが、気がつけばこれが4回目になります。しかも今回はたいへん幸運なことに、渡航費・滞在費タダ。急展開ではありましたが、何があっても行くしかない。

しかし!レギオナルリーガは12月の1週目をもってめちゃめちゃ長いウィンターブレイクに突入中。それでも我が60はトトポカール(優勝するとDFBポカールに出られる州選手権)で危なげなく準決勝に進出し、その試合は12月9日。この試合を軸に、観戦予定を立てました。

12月8日(金): ルフトハンザにて羽田→ミュンヘン
12月9日(土): トトポカール、バイロイトvs1860ミュンヘン
12月10日(日): エアステ、アウクスブルクvsヘルタ

12月11日・12日はフリー。というよりやらなければいけないことがたくさんあるので…

12月13日(水): エアステ、バイエルンvsケルン
12月14日(木): スイスインターナショナルにてチューリッヒ経由で帰国

他にもやりたいことはたくさんあったのですが、いかんせん日程の都合上これが精一杯。むしろ完璧でしょ!とたかをくくっていたのですが…

 

事態が急変したのは渡航直前の火曜日。ポケーッと60のツイッターを見ていると…

「グラウンド不良のためバイロイト戦は延期」

…は?

「え ん き」

…いやいや、グラウンド不良ってだいたい当日になって「もう無理!中止!」ってなるもんでしょ?何で週の頭にもう諦めてるわけ?

泣き面に蜂。チケットサイトからメールが来ていたので開くと、「代わりの日程決まったから払い戻しは無しね♡」とのこと。
こういう時はだいたい何やっても融通が利かないのがドイツサッカーの悪いところなのですが、さすがに収まりがつかないので(つとめて紳士的に)抗議のメールを。

ということで、残念ながら60の試合は観られず。代わりを探すと、バイエルン州ではこの日ヤーン・レーゲンスブルクグロイター・フュルトが試合を開催予定。ミュンヘンにより近いレーゲンスブルクに行くことにしました(こっちは全く中止なんて話は無し)。

 

ところが、ここで終わらないのがマイジャーニー。
何とかミュンヘンに駆けつけるべく、直前までタスクをひたすら片付けていたのですが、いよいよ渡航当日になって、なんとパスポートがない…
ほとんど寝られていなかったので、どこにあるかも全く思い出せず。無理を言って家族にクルマを出してもらい、関係各所を当たるも全然だめ。終わった…

「ま…まあ、60が観られないミュンヘン旅行なんて行っても仕方ないし!ダメ元で探そう!」と元気を振りしぼりつつも完全にやさぐれていた私ですが、ふと机のファイルをあさっていると、T*EICの受験票が。

思い出した…!以前受験した時にパスポートを身分証にしてた!諦めたらそこで試合終了ですよ!!(関係各所の皆様に心よりお詫び申し上げます)

ということでパスポートは何とか見つかったものの、その時点で既に出発2時間前。到着は早く見積もっても35分前。
ルフトハンザのスタッフは「35分前ですと搭乗の確約はできかねます」とキッパリ。流石です。
それでも(つとめて安全に)乗り換えで工夫に工夫を重ね、なんとか40分前に到着。待ち構えていたスタッフと空港を駆け抜け、滑り込み。急いでいたため持っているのはパスポートとチケットだけ。あとは全てスーツケースの中。でもいいんだ、こうしてまたミュンヘンに行けるんだから。本当によかった…

 

つづく!(かな?)

ミュンヘンは青

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実は1860ミュンヘンも好きです。ゴミオーナーのせいで4部に落っこちても好きです。

そんなわけで、青色でミュンヘンなんていうからこのスニーカー買ったけれども、よく考えるとアディダスで名前がミュンヘンなんてあかんですわ。

 

昨日はミュンヘンダービー。グリュンヴァルターを満員にしたものの、バイエルンⅡに負け。でもまだテーブルのてっぺん。なんとかこのままもってくれ…

 

観測開始

ブログをはじめます。よろしくお願いします。

 

基本的な話題は好きなサッカー、とりわけタイトル通り町田ゼルビアのことを中心につらつらいきます。海外ネタもいけます。

 

旅(もとい移動)が好きなので、その辺もたまに。