野津田山頂観測所

サッカーが好きです。

ドイツ遠征・6日目

明日はもう帰るだけなので、今日が実質的な最終日。バイエルンvsケルンを観戦します。これまで意図的に避けてきたバイエルン戦ですが、さすがにミュンヘン4回目だし1度くらい見てみようかと。
しかし前売チケットは取れず、結局シーチケ保持者のキャンセル分を確保。手数料が痛い…

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試合前にはレーヴェンブロイケラーにてリッチな夕食。しかし入店時に「オンリーワンパーソン?」との問いかけ。悪かったな。

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真っ赤なアリアンツアレーナ。これまで60の試合ばかりだったので初めてです。
これだけアジア人が多いのはマインツ以来の気がする。あの時はもっぱら日本人と韓国人でしたが、こちらはいろんな外国人がいます。ヨーロッパ系の観光客も含めて、みんな写真をパチパチ…

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入場後ヒマだったので、ゴール裏の準備等々を観察。あんまり幕を紐で張れるようなフェンスが少なくて、養生テープで張ってる光景をこちらではよく目にしました。それを見越してか幕もサテンで作ってたり。
ヤーンにしろバイエルンにしろ、後ろから見ているとあんまり枚数なさそうな感じだったのですが、写真で見るとうまくヴォリューム感が出ていて流石でした。

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試合前にはこんな横断幕も。これまたウルトラスのクリスマス慈善事業とのこと。

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バイエルン版「旗の海」。私物ではなくウルトラスの若手が配ってました。本数はゼルビアの方が多いかもしれませんが、こちらはサイズが様々でした。

試合前のアップはアラバのFKが衝撃的でした。ふかしたかと思いきや急激に揺れて落ちてくるボール。これでもワールドカップには出られないのか。
一方ケルン側は大迫が肺炎で欠場。ギラシーも欠場で野戦病院まっただ中。前節はフライブルクに3点リードをひっくり返されたばかり。これはカモ真っしぐらか…?

と思っていたのですが、火事場を任されたルーテンベック監督、バスを停めてからのカウンター一閃であわやというチャンスを演出。一方で噛み合わないバイエルン。苛立つリベリー
私の左はシャルケvsアウクスブルクをチェックしながらオンラインベッティングに夢中。右側もFBに夢中。面白くないのかなあ。
彼らに限った話ではなく、周りのサポーターもよく言えば自由な雰囲気。チームを盛り立てるでもなく、自由に好きなことをしつつ楽しんでいる感じ。本当にいいプレーでなければ拍手すらしない。そして、前半をスコアレスで終えたと同時に凄まじいブーイング。響き渡るケルンのチャント。

美しいスタジアム、お決まりのチャント、最高水準のサッカー、(ドイツにしては)充実したフードメニューにエンターテイメント。良くも悪くも、いいサッカーを鑑賞に来ている感じです。いい芝居を観るのと同じように。観光客にはオススメですね。僕はあまり好きではありませんが。

ハインケスはサッパリな出来だったビダルとトリッソをあっさり下げて、ハメスとコマンを投入。これが当たりました。
特にハメス。懐が深く、中盤をふらふらしてボールを引き出し、プレスをかけてもクイっとかわして危険なパスを出してくる。前半はまるで合わなかった後方からのロビングと合わせて、ケルンが後ろ向きで守備をさせられる場面が多くなってきます。
そして先制点。ボアテングミドルパスミュラーが頭で折り返し、最後はレヴァンドフスキが押し込んで先制。この時ばかりは立ち上がるFBとベッティングおじさん。チカチカする照明(日産でも思いましたがスタジアム照明ってあんなにチカチカできるんですね)。
終了間際に乾坤一擲のカウンターからケルンが決定機を迎えたものの、この日ほとんど出番のなかったシュタルケのファインセーブで試合終了。
バイエルンシャルケに差を詰められることなく首位独走、一方ケルンはブンデスリーガ史上ワーストの勝ち点記録に王手(結局最終戦に勝って回避しましたが)。終わってみれば、というところでした。

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スタジアムで少し時間は潰したものの、案の定激混みのUバーン。1本飛ばしてギリ座れた。よそで見るような、歌って浮かれるファンは皆無。
はじめて観たバイエルンは上手かったし、スタジアムも綺麗だし、Jリーグにないいろいろな工夫が見られていいなとは思ったのですが、それでも振り切れないこのモヤモヤ感…良くも悪くもこれがFCハリウッドか、という感じでした。

あしたは帰るだけ。