野津田山頂観測所

サッカーが好きです。

ドイツ遠征・2日目

さあ今日から本格始動。7時ミュンヘンZOB発のFlixbusに乗ってレーゲンスブルクへ…の予定だったのですが、前日の疲れが祟ったのか、盛大に寝坊。

しかし寝坊には慣れている私、慌てず騒がずバスをキャンセル。ちなみにFlixbusはキャンセルすると手数料が引かれ、残りは次に使えるクーポンになります。まあいつかまた使うだろう。

たっぷり寝たあと、ゆったりと中央駅へ。REに乗ってレーゲンスブルクへ。片道2時間近く。駅前のネカフェでeチケットを印刷しましたが、ガラガラでした。ミュンヘンとか大きい街でやろうとすると、家族に連絡する出稼ぎ労働者がたくさんいて順番待ちになることが多いのですが。

 

f:id:edaaaa383:20171223142936j:image

これから観戦するSSVヤーン・レーゲンスブルクは、今年の入替戦で1860ミュンヘンに勝利して2部に昇格したチームです。基本的に主戦場は3部ですが、今年はスタートダッシュに成功して(中位が団子になっているとはいえ)7位と健闘中。この日の相手は監督を替えたばかりのボーフム
ちなみにSSVは「スポーツ・水泳クラブ」の意味。ヤーンはドイツ体操の父、フリードリヒ・ヤーンに由来するものです(ヤーン自身はヘッセン州出身ですが)。

ホームスタジアムであるコンチネンタル・アレーナは駅からバスで15分ほど。何となく歩いてみましたが、特に面白いこともなく。
スタジアムは非常に立派です。15,000人収容とコンパクトですが、お偉方向けのクラブやラウンジ、ショップ、広大な駐車場も完備。マインツオペル・アレーナをひと回りコンパクトにしたような感じを受けました。ちなみにクラブ持ちではなく、市の所有のようです。

ちなみに小さなショルダーバッグを持っていったんですが、一回止められ、中身を見せろと言われ、ちょっとゴネて渋々通してもらいました。
毎回何とかなるだろと思って持っていくのですが、ゴール裏だったので尚更なのでしょう。やはり荷物はジャケットに入る程度にとどめるのが賢明なようです。分かってはいるんですけどね…

 今回のテーマが、日本とあちらとの応援の違いをいろいろ把握してみたいということだったので、その辺の話を。
レーゲンスブルクはいろいろとゼルビアに似ているところがあって興味深かったです。3部暮らしが長くて観客動員が比較的少ない(それでも8000人いたのですが)ということもあるからなのか。ファンジンを向こうから手渡しされたの初めて。
ドイツのチャントってあまり試合展開に依存していないというか、選手チャントなんて皆無に近いし展開に合わせてチャントを変えることも少ないと思うのですが、それでも応援でうまく波を作れるような工夫はしていました。何とか周りを巻き込もうと一生懸命な感じ。
一方で周りのサポーターはじっくり試合を観ている感じで、あまり応援に積極的ではなかったのですが、それでもプレーへの反応は早かったですね。いざという時はチャントを歌ってサポートする、みたいな判断が上手い印象がありました。

f:id:edaaaa383:20171223143514j:image

これはPfand(デポジットで、飲み物の容器を返すといくらか戻ってくる制度)を利用して、飲み終わったビールのカップを集めて、コレオグラフィーにかかった費用を集めるのに協力してね!ってやつ。けっこうみんな入れてました。ファンジンではステッカー買ってね!と宣伝。応援はタダではできませんな。

もちろんカネ集めだけではなくて、クリスマスシーズンということもあり、恵まれない人々への慈善活動もこの時期は一生懸命やっています。発煙筒振り回すだけがウルトラスではないですな。

試合は全体的にヤーンのペースでしたが、前半にボーフムのロビークルーズ(元オーストラリア代表の彼)がカウンターから先制し、0-1で敗戦。後半はロングボール主体で押し込もうとしたものの、正直逆効果の印象。あれ、こんなのしょっちゅう見たような…

f:id:edaaaa383:20171223143045j:image

試合中はけっこう辛口のサポーターたちでしたが、試合後は選手たちをゴール裏に呼んで拍手と激励。この辺もゼルビアっぽい。

試合後はさすがにバスに乗りまして、電車が来るまで駅でカリーヴルストを食べました。ドイツ語ができなくて注文すらつらい。。
ちなみに駅前の植え込みに腰掛けて食べてたらボーフムサポの一団に囲まれましたが、僕よりもカリーヴルストの方に興味があったらしく、「それどこで売ってる?美味い?微妙?」と質問攻めにあいました。だからドイツ語しゃべれないんだってば。。

あしたはアウクスブルクです。